Label:
Tuff Kong
Format:LP
盤質:EX ジャケット:EX
2021
下記新譜入荷時コメント。
これは「Nikola」クラスの衝撃ですね...。2019年制作なので時期も近い。立て続けにLP化された「Fishscale」よりも潰れたクレイジーさをぶら下げ、もはや十八番とも言えるざらついた粒立ち、DJでも使い難さしかないというさいっこうの楽曲が並ぶ。なんなんだこれはと見ると自身プロデュースに加え、お店としても毎度衝撃をくれるSADHUGOLD、「Dumpgawd」などでも素晴らしいジャズ・ビートを提供していたHaNN11にEwonee、そしてFlat Stanley。BPMにしてもアウトプットされた音像にしても、ジャズであるけど例えばカモフラージュ・モンクなどの艶やかで黒いジャズではなく、隙あらば噛みつかんばかりのループとチョップ、それをまるで目に見える武器にするようなイメージ。ビースティーなスピットとスキルで矢継ぎ早に言葉を吐くと、ビートとの混ぜるな危険具合に震える。何かと議論の的になるいわゆる「ブーンバップ」というものがあるとしたら、その負の部分にリンチを畳みかけるグレイト・アルバム。
アルさん、サブスクに1枚のみしかアルバムないですが、フィジカルへのこだわりというよりは、リリース形態を絞ることでよりミステリアスさにセンス良過ぎの不良としてのアートが加わり格好良さに磨きも掛かる。で、いざ針を落とせばそれをさらりと証明して魅せる作品の強度がある。裏ジャケとコースターにはSNSにもポストを続ける自身が書いたアートワークが使用されております、かっけ。
ひとり一枚。No international shipping.
A1 Feast
Producer – Al.divino
A2 Last Supper
Co-producer – Al.divino, Sadhu Gold
A3 King Midas
Producer – Hann_11
A4 Ergot
Producer – Sadhu Gold
A5 Magi
Producer – Sadhu Gold
A6 Ominous
Producer – Flat Stanley
B7 Prayer
Producer – Ewonee
B8 Shrine
Producer – Al.divino
B9 CLXXXVII
Producer – Al.divino
Bonus Track
B10 Drop
Producer – Hann_11