Label：KING TONE
Format：TAPE
盤質：NEW ジャケット：NEW
2023
これは素晴らしい！先日お店にブダ君と一緒にやってきたQTHREE、当店としては先日のEVIDENCEの「Unlearning Vol.1」、FLY ANAKINの「Frank」にて抜群のビートをメイクしていたEARDRUMの仕事でご存知の方もチラホラかも。そんなEARDRUMことQTHREEとBUDAMUNKが共作を発表とのことで入荷。来店した際に色々現在の面白いあれやこれやの動きの話などして激しく共振しました。リッチモンド勢やMIKE、サイドショウやNAVY BLUEの動きと完全に呼応し同じ流れから生まれる揺らぎとジャズ、脱力とサムシングから生まれた間違いのない一枚。いわゆる「日本語ラップ」という括りの遥か範疇外にある超高品質盤。レコメンドせずにはいられない。
-info-
Evidence, Navy Blue, Fly Anakinなどのアーティストと共演して活躍、EAR. DRUMとしてプロデューサー／ビートメイカーとしてもその名を広めてきたQThreeが再びマイクを手に取り、唯一無二のBudamunkがフルプロデュースを手掛けた最新アルバム『peace.of.mind』をリリースする。
『peace.of.mind』とはつまり「心の平和」。幕開けとなる「goosfrabba」とは、エスキモーが子供を落ち着かせるために使う言葉らしい。「心の平穏を取り戻すこと」をテーマに、11曲のオーディオ・ジャーナルが収録されたのが本作となる。本作にはQThreeの盟友たち──DøøFus、96supavillin、Kenzaがヴォーカルとして参加。QThreeは内省的でより洗練された言葉で、人生の困難を乗り越えながら冷静さを保つためのガイドを紡ぎ上げる。そしてBudamunkによるプロダクションが言葉の数々をさらに深い世界へと誘っていく。
Budamunk got them funk──QThreeが度々口ずさむように、Budamunkの音響実験は別次元へと進化を遂げた。どの音を切り取っても、その鳴りや響きはBudamunkを象徴しており、言葉の壁を超えてリスナーを魅了する。ビート・ミュージックをまた次のレベルへと押し上げる、音の探究者が境地へとまた一歩近づいた作品でもある。また、全楽曲のエンジニアリングをQThree本人が手掛け、奇跡的なバランスを成立させている点も特筆すべきだろう。
QThreeはエンジニアとして活躍するだけでなく、NYを拠点に活動するラッパーNavy Blueとwikiによるツアー「Can't Do This Alone Tour」にサポートアクトとしても登場していたりと、近年さらに勢いを増していく、NYのアンダーグラウンドヒップホップシーンの影の立役者と言っても過言ではないだろう。そんな彼がBudamunkとタッグを組み、シーンに新風を吹き込む。国境を超えてシーンを接続する画期的な作品でもある。
-Track List-
Side A
1. goosfraba
2. outtie
3. the source ft. 96Supavillin
4. unfriendly ft. DooFus
5. Worthy
Side B
6. pocket reality [interlude]
7. peace of mind ft. kenza
8. self control
9. Makin Sense
10. DO MORE
11. the spark
All songs written recorded & engineered by: QThree
All production by: Budamunk
