Label:GALLERY & BAR COMMON / Royalty Club / RC SLUM
Format: CD
盤質:NEW ジャケット:NEW
2023
BUSHMINDによる10年以上前の名作MIX、「Romper Stomper」の続編?!と思いきや、こちらはタラウマラ限定だった「ろんぱあすとんぱあ」の続編とのことです。
-info-
7ヶ月連続で発売される MIX FOR GALLERY & BAR COMMON 第一弾はBUSHMINDによるロンパーストンパー。
BUSHMINDが選び磨き上げていく日本の音楽選。街を歩きながら、ドライブしながら、ふと公園の光景や、店の軒先にいる人たちが目に入ってくると、そのストーリーが歌として聞こえてくる。通りに面していないあの部屋の中からも音楽と言葉が聞こえてくる。それらを口ずさみながら世界は回っていくのだなと思う。時に立ち止まりながら大きな声で歌ってみたりもして。サイケデリックという言葉が伸びていく。私たちには想像力があるから。
奇妙(STRANGE) の看板を外してから6年の歳月が流れて、街も人も変わった。
当然自分自身も。看板を失った私はかつて表面張力ギリギリまで満たされていた 妙 を失った。
それは 器 ごと粉々に砕け散ったのだ。ザマァミロ!
4年前、つまり看板を失って2年後に、別の血の最愛と同じ血の最高が私のもとにほぼ同時に現れた。
最愛と最高との生活を続けて行くと、粉々に砕けちっていた 器 が元の形に戻って行くのを感じた。
それは何か特別な瞬間に起こったことではなく、日々の生活の思いもよらぬタイミングで修復されて行く。「カチッ!!」。また一つもとに戻って行く。
2年前、つまり看板を失って4年後に、また我々と同じ血を持った新たな最高が誕生した。
一人の最愛と二人の最高との生活が続いて行く。毎日、毎日は続いて行く。
器 は少しづつであるが確実に形を取り戻して行く。
それから一年が過ぎ、二人目の最高が歩き始めた頃、ふとその 器 を見ると完璧に元の形に再生していた。一つのヒビもなく、あたかも割れたことなど無かったかの様に。
器 ができた以上、何かを容れなければ。
その夜、私は少しの現金と携帯とタバコとライターをポケットに入れて
外した看板を取り戻しに向かった。
取り戻した看板には COMMON と書かれていた。
その看板を再生された 器 に貼り付けてみた。
だけど何か寂しさを覚えたので7人の友人に電話を掛けてみた。
「看板を取り戻したのだけど、何か音楽をかけてくれないか?」
その一人目がBUSHMINDだった。
最高じゃん!ザマァミロ!