Label:TUFF KONG
Format:LP
盤質:NEW ジャケット:NEW
2019
LPはクライムアップル& DJスキズとほぼ同時にリリースとなったDJ SKIZZの今作の相棒'sはDA VILLINS!
ブルックリンのゲトー、BROWNSVILLE出身。つまりはKAやSEAN Pと同じフッドで育ち(処女作はRUCK DOWNからのリリースとなってます)。そしてやはりPに色濃く影響されたまさに同郷が生んだ後継者デュオと言えるDA VILLINS。こちらはデータで2017年にリリースされていたアルバムですが今回初LP化。
時系列的にはSKIZZの名作「Cruise Control」にて客演し、コラボレートと相成った模様かなと推測。まず二人のラップスキルは申し分なさに舌を打つ、それはSEAN P参加の1曲目から信用できるもので、90's的なフロウだけどドラムにオンで乗せるのではなく広い小節/スキームを見てハメる、まさに今のアンダーグラウンドにおけるスタイル(最近のターマとかが近いかも。)
スキズのビートも先述の「Cruise Control」以降最近の「High Powered」におけるサウンド・プロダクション、かつてのブーンバップの仰々しさから抜け、ドラムを前に出し過ぎない絶妙なバランス。ドープ・チューンからしっとりチューンまでサンプリング・センスとループの組み方も相変わらず非の打ちどころ無し、ここにおいては元々抜群のセンスの持ち主なので。つまり完全に2015年以降、現行のブーンバップの高みと言えるグレイト・アルバムに仕上がっています。
A1. Indivisible (feat. Sean Price)
A2. Being An MC
A3. Cold World
A4. Nia
A5. Llamas
B1. Cashmere Dice
B2. How High (feat. Brngtn)
B3. Stay Focused
B4. Signing Off