Label:MIDNIGHT MEAL
Format:CD
盤質:NEW ジャケット:NEW
2024
-info-
SHOHEI OHTANIの活躍はまるで夏の風。LAの空を飛び、人々の心を掴む。Little TokyoのMIYAKO HOTELには巨大なSHOHEI MURALが描かれており、彼の人気っぷりはもはやCARNEY'SのHotdogをも凌駕する勢いだ。さて、いま私の手元にある「PERFECT BLUE SKY」というMIX CD。TEE-$HORTとSEKIALLGからなるIT'S ALL BADという名のDJユニットが手がけているのだが、「This is dank!」としか言いようがない素晴らしい内容となっている。何回リピートしたか、もはや覚えていない。このMIXCDはLAが舞台のGANGSTAムービーのサウンドトラックのような雰囲気を醸し出しており(実際にFROM THE SOUNDTRACKとジャケにも書いてある)、4部構成で展開される。
1部は「始まり〜CALIの日常」。Nipsey"I do This"で幕を開ける。昼間の陽光が街を照らしカリフォルニアの日常が描かれる。次に続く2部は「BBQ・BLOCK PARTY〜争いの火種」。夕方になると街は活気づき、ブロックパーティーやバーベキューが開かれる。しかし同時に争いの火種も灯る。そして3部、「抗争」。夜、街は別の顔を見せる。ギャング達の抗争が激しくなり、闇に包まれた街角で命が奪われる。最後の4部は、「成功と挫折」争いも落ち着きを見せ、一度は成功を掴みハッピーエンドかと思いきや、悲劇の凶弾に倒れ哀愁漂う結末を迎える。Nipsey"Double Up"で締め括る。この映画の主演は言わずもがなNipsey Hussleだろう。さながらLAの夏の1日とシンクロしているかのように、はたまたストリートを走り抜ける極上のSummer Breezeのように、ストーリーを音に乗せて心地よく語りかけてくる。あの娘の声が聞きたくなり、一度は電話を手に取ったが、何となく掛けるのをやめ、直接会いに行くことにした。風に背中を押されたんだ、とでも言っておこうか。DAILY LIFE, SOURCE OF STRIFE, GANGLAND WAR, TRAGIC BULLET and PERFECT BLUE SKY...。
ーTIRON "WRONG JAW" SCHWARTZ