Label：TUFF KONG
Format：LP
盤質：NEW ジャケット：NEW
2022
「血の掟」以降何者のフォロワーでもなく完全に自身のトーンを生み出した怪物による単身名義の最新作。既に7年の時間が経つ「Opiate」や4年経つ「Bone Collector」よりもさらにある種のポップさとハードリスニングの同居を求め、NY的な暗澹を上乗せ、先日のDARK LOとの
「Charlie Pope」、SAUSE HEISTとの
「The Minatti Report」の延長にあるミニマルでラップを立たせるトラック・メイクは明らかにより鋭利に（イマム・サグとかのQB的鋭利とはまた別の）、シネマティックなマフィア映画のような大げさな静けさは鳥肌。既にベテランというか（前にも書きましたが今現在の活動よりも以前に既にエイサップ・ロッキーのビートなどやっていたので）やはり仕事量と経験した場数、それぞれのラッパーの特性への理解も相まった計算し尽くされた故の一枚だと思います。ちゃんと更新し過去を抜いていく凄みを存分にどうぞ。「唯一」とはこういうことですね。
A1 Roll The Dice
Featuring – ANKHLEJOHN, Rome Streetz
A2 In The Evening
Featuring – Whoisbravy
A3 Better Than $$$
Featuring – Lil' Eto, Willie The Kid
A4 Committed
Featuring – Esalio
B1 The Real
Featuring – fly anakin
B2 On My Mind
Featuring – El Camino , Estee Nack
B3 Face Scars
Featuring – Sauce Heist, UFO FEV
B4 Science
Featuring – Dark Lo, Lil' Eto
B5 Dark Knight (Bruce Wayne PT2)
Featuring – Adonis
