Label:COLUMBIA
Format:LP
盤質:NEW ジャケット:NEW
2019
何なんだこれは...ストレンジ過ぎる...。自身の他界した父親へのトリビュートとして制作されたという本作。マッドリヴの適当度から聞き易さを抜き、デッキに乗る速度を足し、ウィードとバッドアスなデイリーをぶっかけて愛で割る。ひたすらルーズィーでたるい鳴り、シュトクハウゼン的なつんのめり、NICKELUS Fにも通じる狂った世界かも。ひらけてるサウンドの中に内省的なものを感じる。
ビートはMACH HOMMYなども手掛けるSAGE ELSESSER、それももちろん素晴らしい。が、なんせアール君自身のプロデュース曲のサイケデリック度が猛烈。しかもそれをひけらかさないこの空気。ともすればディラにもマッドリブにもなれたかもしれない、けどこの人が選んだのはウィール分だけ浮いた景色。
言い過ぎかもだけど、店主も好きなダークとグライミーが覆うアンダーグラウンドの新しい光かもしれない。それを新人ではなく既にクリエイターとしてフェイムのあるアール君が作るとか、素晴らし過ぎる、けど他のアーティストさんケツ叩かれた感じですね。超レコメンドできる。
あとこの人は一度EBBTIDEに来店したことがあるのですが、その時に話して完全に信用してます。なぜなら彼はKAの作品を最高の作品だと言い放ちました。ってかこんな奇妙奇天烈なもんよくコロンビアが金出したなっていう笑 オッド・フューチャー貯金?もう抜けてるっしょ?こういうのがあるからアメリカのヒップホップは謎。ってかなんかもう全部最高だな。
A1 Shattered Dreams
A2 Red Water
A3 Cold Summers
A4 Nowhere2go
A5 December 24
A6 Ontheway!
A7 The Mint
B1 The Bends
B2 Loosie
B3 Azucar
B4 Eclipse
B5 Veins
B6 Playing Possum
B7 Peanut
B8 Riot!