Label: WDsounds
Format: CD
盤質:NEW
2016
「
Cakez」、さらに「
Sun Columbus EP」と続いたリリースを皮切りに相棒感の出てきたDOWN NORTH CAMPの2MCがついにデュオ・リリース。音質やトピックも二人の日常と想像の延長。朝方サイケデリックに光る吐瀉物のような常人には精製不可の欠片。ポジティヴィティ、物悲しさ、ストリート・ライフ、全て怖じずに吐露。お互い向き合いながらラップするイメージがとても良い。乱暴に言うとO.G.C〜REPRESENTATIVEZ的ブーキャン・ヴァイブスがそこかしこに!これが珠玉。かつて誰も辿れなかったオルタナティヴ・ヒップホップの暴君的名盤。
WDstoreと同一特典CDRが付きます。
-info-
「100%と少しの混ぜ物」
- CJ&JC from DOWN NORTH CAMP / WCB
DOWN NORTH CAMPのオリジナルメンバー重要危険文化財ラッパーCENJU、WDsoundsのファウンダーでありCRACKS BROTHERSそしてDOWN NORTH CAMPにも所属するJ.COLUMBUS。以前から親交の深い2人がCENJUのファーストアルバム "CAKEZ" のリリースを機にステージを共にするようになり自然に生まれたグループCJ & JC。J.COLUMBUSが北海道の草原をツアー中に着想を得たタイトル "STEVE JOBS" にCENJUが乗り、長いビート集めと構想を練りながら遊ぶ期間を経て、2016年初頭より制作を開始。
トラックには16FLIP、QROIXと言ったこの流れでは欠かせないDOWN NORTH CAMPのメンバー。J.COLUMBUSがLil MERCYだった頃に全編REMIXのEPを共にリリースしていたBLAH-MUZIK。東京最高峰のヒップホッププロデューサーであることを証明するアルバム「SMILE」をリリースしたばかりのDOPEY ( こちらのアルバムもWDsoundsがサポートしている)。遊んでる割には曲を作って無いのが意外な組み合わせなWATTER。シカゴからはfebbのTHE SEASONにもアルバムを提供していたSERIOUS BEATS。LAからはKNZZのアルバムにも曲を提供していたB CORDER。と幅広いというよりはやりたい放題という印象の強いトラックのチョイス。そしてゲストに迎えるのは東京の都会の音楽のまた別の顔とも言えるセルティックなバンドTHE EREXIONALSのVOCALであるJESSUP。そして名古屋のRCslumよりATOSONEとNERO IMAIと何だか不可思議でストレートな街の顔が浮かぶ様なメンバーが参加している。
"自省" をリアルなままで話せば詩的に聴こえるような都市生活者の詩、RAWなサンプリングビートからトラップまで、そこに存在するのは2人の気分。どんなにシリアスな生活もふざけた生活も、その中で笑い転げながらももがき苦しみ作り出した音楽がこの作品には詰まっている。ただ溢れ出した言葉を、ラップにして、そこに合うトラックを誰かの所から2人の所に流れ着いたトラックに載せる。その逆もしかり。CENJUが作り出して、J.COLUMBUSが乗ったり。JCが作り出してCJが乗ったり。お互い乗らなくて作れなかった曲もあったり笑
100%と少しの混ぜ物が入ってるくらいがこの街ではリアルって事なんじゃないかな。